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身近な自然の不思議なできごと [環境問題]

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 今朝、いつものように自宅マンションの裏手にある雑木林を散歩していたら、この時期に今までになかった不思議な現象に遭遇した。夏も終わりに近づき、蝉の鳴き声はずいぶん弱々しくなったものの、まだ雑木林の中で響き渡っている。その蝉の鳴き声に混じって、まだ青々としたドングリの実が葉っぱを2、3葉付けたまま、ポタポタと音を立てて地上に落下しているではないか。それが不思議であると共に、何となく不安な気持にさせる現象に感じられる。
 
 雑木林の中に続く散歩道、その両脇に立ち並ぶどんぐりの木々の根もとの周囲はどこも同じく、このように葉っぱを付けた青いままのドングリの枝が、散歩道の路面が隠れてしまうくらい落ちているのである。しかも、歩いている矢先から自分の帽子の上や、靴などにポタッと音をたてて落下してくるのである。散歩の途中、その幾つかを拾い上げて顔に近づけて観察してみる。そのどれもが直径1ミリ前後の枝で、ちぎれて地上に落下しているのであった。その切断面は鋏で切断したような面ではなく、ノコギリで切ったような面、若しくは針金を何度も何度も折曲げている内に、プツンと切断されたような面にも似ている。

 そのような切断面を残したまま広い雑木林全体に、いくつもいくつも切り落としている犯人はいったい何者だろうか?できることなら、どんぐりの木によじ登ってその犯人を突き止めたいとも思うが、昔の少年時代のような身軽さとエネルギーは既にないので、残念ながら木によじ登って確認することはできない。その犯人の想定は、この夏としては珍しく雷雨を伴った雨が大量に降り続いたので、大量発生した外来種の虫か小鳥が、餌としてこのどんぐりを枝ごと切り落としているのではないかと想像を巡らすことしかできない。

さらにはもっと不吉な想像力が、散歩の途中で湧き起こってくるのである。それは、木々が大地震などの自然災害を予知して少しでも種を保存するために、木々自らが自分の細胞組織をコントロールして、切り落としているのではないか、或いは強烈で連続的な落雷音の音波の震動による揺さぶりで、切断されたのでは?と、実にあり得そうもない奇想天外な思いを巡らせ、木々の上を時々見上げながら歩き続けた。
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