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人物未来の提言「スローフード協会会長 カルロ・ペトリーニ」のTV番組から [Inspire of the Words]

 今月中旬、NHK-BSハイビジョンで、 人物未来の提言「スローフード協会会長 カルロ・ペトリーニ」という番組で、著書“食堂カタツムリ”の作家である小川 糸さんが現地イタリアのブラ市に行って、カルロ・ペトリーニさんなどに“スローフード”について取材されていました。
私たちはスローフードという言葉を耳にしますが、人々の食に対する考え方を大きく変えたヨーロッパのヒーロー、スローフード協会会長 カルロ・ペトリーニさんによると・・・

“スローフードとは ファーストフードに反対して作ったものです ファーストフードはどの国に行っても、同じようなものが売られています 同じものばかりです”
“それに対して 私たちは 豊かな食文化を守らなければならないと 考えました”
“その土地ならではの特産品や料理 その土地にやさしい 違う食文化を守るというのが スローフードがめざすものです”

※1986年アメリカのファーストフードが進出した時に
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カルロ・ペトリー二さんが掲げるスローフード三つのコンセプト

・おいしい ・・・ 幸せ

・きれい ・・・ 環境にやさしい

・ただしい ・・・ 食べ物を作る生産者がきちんと評価されること

“ただおいしければ良いと以前は考えていました 環境を汚染してもおかまいなしでした 今ではそうはいきません”

フェアートレードも同じ考え方によるものと思われます。

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オテリア ・・・ 郷土料理店
イタリア ブラ市郊外で30年間続いているオテリアのシェフのパオラ・フォルノさんの言葉
・お客さんに言われて一番うれしい言葉
“おばあちゃんの料理と同じ味がする”と言われることです
・お客さんの言葉
“母親の作ってくれた料理を思い出す”
・パオラ・フォルノさんの言葉
“今はスーパーマーケットで何でも手に入るけれど
それは手間を省いて 機械で大量生産しているからです
どれも同じ味がするし おいしくないですね
時間と手間をかけてこそ おいしい料理が生まれるのです”
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◆カルロ・ペトリーニさん
郷土の味を守れ
    文化が詰まっている
          文化を伝える
 もし私たちが 自分たち地域の文化を守り育て 他の文化を知ることが出来れば 相手に優しく寛容に暮らすことが出来るでしょう
 逆に地域の文化が失われてしまうと 優しい気持ちで暮らすことは出来ません。
 世界にさまざまな文化があるからこそパワフルなのです。
 自分の文化しか見ず 他人の意見を聞かず 殻に閉じこもったままでは 世界をありたい方向に変えていくことは出来ません。
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小川糸さんの“食堂カタツムリ”は“愛を発見するレストラン”というタイトルで、スローフード発祥の地、イタリアで1万部を出版しているそうです。
(裏表紙から)
同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声も失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。
“食堂カタツムリ”は映画化もされています。動画で予告編を観たい方はここをクリックしてください。

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心に響く言葉 : “セカンドらいふ 面白いことを優先”ムッシュかまやつさん(72歳)より [Inspire of the Words]

 中高年世代には懐かしいグループ・サウンズの草分け的存在の、ザ・スパイダーズの中心的メンバーであったムッシュかまやつさん(72歳)が、東京新聞(1/12付朝刊)の記事“セカンドらいふ 年男に聞く”の中で、とても心に響く言葉が述べられていましたので、ご紹介させていただきます。
 ムッシュかまやつさんの言葉も、つい最近アップしたターシャさんと良く似た考えを持たれているように思いました。それは「今が一番」という言葉で、私自身もそうありたいと願うものでした。
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◆◆◆ ムッシュかまやつさんの心に響く言葉 ◆◆◆
・中高年はすばらしい力のある人がいるのに、ちょっと自信をなくしているように思う。一割でもいいから、自分を信じたらいい
・だれでも得意なことがあって、それを続けていくと、絶対続けてよかったなと感じられるときが来る
・僕自身、無意識にロックをやっているうちに、いろいろなな出会いがあって、若い頃と比べると音楽は今が一番自由にやれている
著名になっても生きる姿勢は
・普通に普通に生きていたいと思っていた
昔から、そういう性格なんだ。自然に生きていくうちに、自分の中で価値観が決まっていく。バランスよくというか、無重力みたいな感じでやれることが一番
その時代の『新しさ』については
時代とともにいろいろ変わるけれど、理解しているけれるかが、われわれの世代の一番の問題だと思う
・初めてビートルズを聴いたとき、探し求めていたものはこれだと分かった。すると不思議なもので、ファッションとかいろいろなものが見えてきた
僕はこの年だから、自分が自分がというのも格好悪いし、変わらず面白いこと優先で、自然にやっていくよ

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心に響く言葉 : “ターシャからの伝言 花もいつか散るように”より [Inspire of the Words]

 ターシャ・テューダー(Tasha Tudor)さんは、2008年6月28日に逝去されました。享年92歳でした。ターシャさんの遺言により、葬儀はとりおこなわれず、お墓も造らず、荼毘はコーギーコテージのガーデンに散灰され、まさしく自然に帰られました。でも、家族や友人たちによって、ターシャさんに惜しみない感謝の意を表し、手作りの偲ぶ会がとり行われたのは言うまでもありません。

 NHK-BSハイビジョン番組“ベスト・オブ・ベスト”の3回目の放送は、“ターシャからの伝言 花もいつか散るように”でした。ターシャさん自らの生前の言葉、家族の言葉、友人の言葉から、ターシャさんの哲学“死生観”について、心に響く言葉が伝わってきました。

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 心に響く言葉 : “ターシャからの伝言 
花もいつか散るように”より 
ターシャさんの息子“セス”の言葉
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母は私生活を語るのが
好きではありませんでした
しかしとても穏やかに 微笑みながら
死の扉を開けたことを ご報告いたします
まるでろうそくの炎が消えるような
静かな最後でした
母は「年をとるほど人生は楽しくなる」と
よく言っていましたが
本当にそうだったのでしょう
ターシャさんの言葉
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庭は生きる喜びを与えてくれるの
想像してみて
白いディージーが庭を埋め尽くす様子を
多くの人が 世の中を憂えているけど
家に美しいものがいっぱいあるのよ
それを楽しまないなんて 馬鹿げているわ
私は精一杯楽しんでいるの
一瞬 一瞬を
ターシャさんの孫“ウイズロー”の言葉
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祖母の最後の言葉が忘れられない
「私たちは みな死に向かっていくのよ」
「でも 決して死を恐れることはない」
それより大切なものは
「今 この時を精一杯生きること」
「どんな瞬間にも
生きてることの喜びを感じること」
この庭に来ると その意味が分かります
ここでは 自然の営みが 肌で感じられる
季節は確実に進み それぞれの季節に
それぞれの美しさを やるべき仕事がある
ガーデニングがそれを教え
生きている手ごたえを与えてくれます
朝日の輝きが 風にゆれる枝が
心を満たしてくれる
「その喜びを忘れずに 生きていきなさい」
祖母は 改めて最後にそう言いました
自然の中で 季節と共に生きる
それがどんなにすばらしいものか
毎日はいつも新しく輝いていることを
ここで暮らしていて 教えられました
それを忘れずにやっていきます。 
ターシャさんの友人で牧場主“ジル・アダムス”の言葉
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※ヌビアン種のヤギ
ターシャから色々なことを
教えてもらいました
中でも一番大きな考えは
平凡な毎日を 大切に生きるということ
自分次第で 毎日が特別な日に変わると
気付かせてくれたのです
日常の家事に 喜びを見い出すこと
女性の仕事に 誇りを持つこと
ターシャは私のために料理をしたり
贈りものを作ったりすることが
私にしかできない 素晴らしいことだと
言ってくれました
毎日が充実していれば 人生は幸せ
ターシャがお手本です
ターシャさんの言葉
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こんな風に 子供たちに
贈り物を作ることがある?
楽しいわよね
相手のことを思って 手を動かす時間も
大切な贈りもの
優しい気持ちで過ごす時間は
自分にとっても贈りものになるのよ
ターシャさんのガーデニング仲間“ケイト・フォディアック”の言葉
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私たちは いつも自然の話をしました
自然の神秘について
自然に対する人間の態度について
ターシャほど早く自然を守る必要に気付き
実行した人はいないでしょう
何を着て 何を食べて 何を買うか
つねに真剣に考えていたのです
私は買い物に行くと ターシャだったら
どうするだろうと問いかけます
庭仕事にしても 何をするにしても
ターシャだったら・・・と 考えます
人間の生き方が 自然を決めるのだと
ターシャはわかっていました
その意味でも 彼女のライフスタイルに
学ぶことは大きいのです
 
                                       

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心に響く言葉 : “ターシャからの贈り物 魔法の時間のつくり方”より [Inspire of the Words]

 ターシャ・テューダー(Tasha Tudor)の心に響く言葉の2回目は、“ターシャからの贈り物 魔法の時間のつくり方”でした。ターシャさんは、絵本作家、挿絵画家、園芸家、人形作家として、アメリカの北東部バーモント州に1957年から住んでおられました。今回はターシャさんを取り巻く家族の言葉を織り交ぜた内容です。もっとも理想的な家族のあり方とは・・・が伝わってくる放送内容でした。
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 心に響く言葉 : “ターシャからの贈り物 
魔法の時間のつくり方”より 
ターシャの孫の言葉
ターシャ・テューダーの孫というと
必ずどんな生活だったかと聞かれます
私の答えは「絵本の通りよ」
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なかでも誕生日は特別でした
豪華な花飾りのケーキと
ターシャ手作りのプレゼントがもらえるんです
ある年はデイジーという人形をもらい
それこそ魔法にかけられたようでした
子供時代は魔法の時間
何もかもが輝いていました
好奇心 感謝の心 想像力・・・
ターシャが教えてくれたものは
このせちがらい世の中を輝かせる
魔法の力だった気がします
それを子供たちに伝えたいのです
ターシャが肖像画家だった母から教えられたこと
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「写真を見て描いてはだめ
自分の眼を鍛えろ」と教えられたの 
おかげで動きの早い子供の姿も
描くことができるのね
しっかり見て まぶたに焼きつける
この訓練が役に立ったわね
孫のウイズローの言葉
祖母の哲学といえば
「人生は短い やりたいことをやって楽しめ」
「今 この瞬間を大切に」
ということです
ターシャの孫の妻 エイミーの言葉
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ターシャのそばに暮らして2年
もの作りを間近で見て気づいたものは
庭にしても 絵にしても 完璧を
目指さなくていい ということでした
作品の完成度より 作りたいという
気持ちを大切にしていると思います
思いをこめて 思いのままに作って
いるから いいんですよね
ターシャのプレゼントの考え方)
時間をかけることで
気持ちがこもっていくの
相手のことを思って過ごす時間も
贈りもののひとつなの
作る時と渡す時
二度贈りものをすることになるの
ターシャの好きな言葉 自著の絵本「喜びの泉」より
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クリスマスにバラはいりません
五月に雪がいらないように
(シェークスピア)
最も喜びをもたらしてくれる季節は
夏であり 秋であり 冬であり 春である
(ウイリアム・ブラウン)
夢を見るときひとりのように
人生もひとりで生きるもの
(ジョセフ・コンラッド)
憂うつは影に過ぎない その後ろ
手の届くところに喜びがある
(フラ・ジョバンニ)
夢に向かって自信を持って進み
思い描いた通りに生きようと努力すれば
思わぬ成功を手にするだろう
(ヘンリー・ソロー)
再びターシャの言葉
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素晴らしい言葉でしょ 私は思い通り
人生を送ることができたけど
それは夢や目標を見失わず
結果を焦らず 努力を続けたからよ
自分を信じて 時を待つこと
これができるかどうかね
それは試練の時かも知れない
でもゆっくり 確実に前に進めば
その先には 必ず喜びがあるの
本当の喜びが
よつ葉のクローバーを見せたでしょ
初めてこの土地に来たとき見つけた
7枚のよつ葉のクローバー
それから私はずっと幸せよ
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息子は機械を使わず 自分の手で
理想の家を建ててくれたの
こんなすばらしい子供たちに恵まれて
私はアメリカでいちばん幸せな女性
最高の贈りものは家族ね

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心に響く言葉 : “喜びは創り出すもの ターシャ・テューダー(Tasha Tudor) 四季の庭”より [Inspire of the Words]

 12月中旬よりNHK BSハイビジョンで、スペシャル番組「ベスト・オブ・ベスト」が始まりました。その中で、アメリカの絵本作家、挿絵画家、園芸家、人形作家であるターシャ・テューダー(Tasha Tudor)さん(1915.8.28-2008.6.18)を、3日連続で放送していました。

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 心に響く言葉 : “喜びは創り出すもの 
ターシャ・テューダー(Tasha Tudor) 四季の庭”より 
ターシャ:
ただ思うとおりに歩んできたの
夢を実現するには忍耐も必要よ
でも絵と庭のためなら
人生そのものなんですもの
息子
決してあきらめず夢にむかって進めと
母はいつも励ましえくれました
「何かを始めなければ 何も起こらない」
それが母の口癖でした
ターシャ:
電話を発明したグラハム・ベルは
とても面白い人でね
いつもポケットにルピナスの種を
入れて行く先々でまいたの
おかげでアメリカ中にルピナスが
咲くことになったのよ
ベルの娘と私の母が親友だったから
直接聞いて知っているの
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3歳の時
今でもはっきり覚えているわ
あの時 花の魅力に 目覚めたの
ベルの家に咲いていた黄色いバラ
花は一重で小さいけれど
あわい黄色が本当にきれい
あのバラを見た瞬間私も絶対
こんな花を咲かせる人に
なろうと決めたの
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ターシャ
人生は短いのよ 好きなことをしなくちゃ
私は庭仕事が好きだからやってるの
美しい庭は喜びを与えてくれるわ
満天の星と同じよ
草原に咲く白いデージーを
想像してみて
無数のデージーが光をあびて
白く輝くの
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まさに夜の空の星のよう
他に何もいらないと思うわ
何百もの球根を植えるのは大変だけど
花の咲く日を思えば やりがいがあるわ
せっかく芽を出したチューリップが
おそ霜にやられてしまうこともあるの
それでも植物の成長には待つ価値があるわ
最近の人は辛抱することを嫌うけど
庭造りも 人生にも 必要なものよ
忘れな草
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忘れな草にまつわる素敵なお話があるの
黒人のお友達に教えてもらったのよ
ある少年が 忘れな草に「君はいくつ?」
と聞くと こう答えたんですって
「わからないわ 私はただ ここで ずっと生きてきたの」
私の庭も 同じ年を重ねただけ
自然に育ってきたものなの
それもだんだん年をとって
庭仕事がきつくなってきたから
これからは庭を自然に返していこうと
思っているの それも私らしいでしょ
  
この美しい世界を楽しまないなんて
ばかげているわ
私にはすばらしい息子や孫や
お嫁さんたちがいてくれるから
好きな物に打ち込めるの
今が人生でいちばん幸せよ
怠け者かもしれないけど
この年なら許されるわよね

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天皇陛下の心温まるお言葉 さかなクン喜び会見、クニマス発見「すごく感動」のNewsより [Inspire of the Words]

 12月23日は天皇陛下の誕生日、その記者会見で、自らも魚類学者である陛下は、クニマスの再発見を喜びの気持ちの中で、さかなクン(イラストレーターで東京海洋大客員准教授)を称える心温まるお言葉に、胸が熱くなりました。
◆天皇陛下の記者会見での、クニマス再発見に関するお言葉
 この生物多様性年も終わりに近い頃、日本の淡水魚が1種増えました。それは、最近新聞などでも報じられたクニマスのことです。クニマスは田沢湖にだけ生息していましたが、昭和の10年代、田沢湖の水を発電に利用するとき、水量を多くするため、酸性の強い川の水を田沢湖に流入させたため、絶滅してしまいました。ところが、このクニマスの卵がそれ以前に山梨県の西湖に移植されており、そこで繁殖して、今日まで生き延びていたことが今年に入り確認されたのです。本当に奇跡の魚(うお)と言ってもよいように思います。クニマスについては、私には12歳の時の思い出があります。この年に、私は、大島正満博士の著書「少年科学物語」の中に、田沢湖のクニマスは酸性の水の流入により、やがて絶滅するであろうということが書かれてあるのを読みました。そして、そのことは私の心に深く残るものでした。それから65年、クニマス生存の朗報に接したわけです。このクニマス発見に大きく貢献され、近くクニマスについての論文を発表される京都大学中坊教授の業績に深く敬意を表するとともに、この度のクニマス発見に東京海洋大学客員准教授さかなクン始め多くの人々が関わり、協力したことをうれしく思います。クニマスの今後については、これまで西湖漁業協同組合が西湖を管理して、クニマスが今日まで守られてきたことを考えると、現在の状況のままクニマスを見守り続けていくことが望ましいように思われます。その一方、クニマスが今後絶滅することがないよう危険分散を図ることはぜひ必要です。(東京新聞WEB Newsより掲載)
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※クニマスのイラストを手に、発見の経緯を説明するさかなクン=24日午前、東京都港区の東京海洋大で *** 東京新聞夕刊(12/24)より ***
さかなクンの喜びの言葉
「たくさんの人の力と自然の条件に巡り合った。人知れず生きていたクニマスに、すごく感動した」

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映画「ガンジー」NHK-BSハイビジョンの字幕より、心に響く言葉を集めて [Inspire of the Words]

 7月に“映画「マザー・テレサ」NHK-BS2の字幕により、心に響く言葉を集めて”をこのブログに掲載いたしました。

http://keitoku.blog.so-net.ne.jp/2010-07-20-1

 その中で私は次のことを述べています。『異色の経営コンサルタントのジェームス・スキナー氏は、著書「成功のための九つのステップ」のなかのSTEP1で、自分の夢をかなえるためには、「決断」することが最も重要であると強調し述べています。地位も金も名声も全くない人物が、たった一人で「決断」をしたことによって周囲を動かし、世界を動かすことに成功した例として、インド建国の父であるガンジーとアメリカの黒人差別からの開放につながったローザ・パークスなどとともに、このマザー・テレサを取り上げています。』

 それで今回は、「マザー・テレサ」に続き、インド建国の父である「ガンジー」を取り上げました。二つの映画を観て、マザー・テレサとガンジーの信仰心、民衆を想う心と行動力に、うまく表現できませんが多くの共通点があるように想いました。この映画の中でガンジーも、マザー・テレサ同様に多くの名言が散りばめてあり、心に響くものがありました。


  映画「ガンジー」NHK-BSの字幕より、心に響く言葉を集めて 

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◎冒頭のナレーションから

・人の人生は 一言では語れない

・人生を彩る 出来事や 出会いの全てを くまなく記すことも できない

・ただ記録を忠実に追って その人の心を忠実に映し出すよう 努めるのみである

◎延々と続く盛大な葬儀の実況中継の場面から

・この盛大な葬儀の主役は 一人の私人として生き そして死にました。

・富も財産も肩書きも持たずにです。

・マハトマ・ガンジーは 軍の司令官や支配者ではありません 科学や芸術の天才でもありません。

・それでも 今日は 世界中から 要人が集い この小柄な老人に 敬意を払っています。

・彼は祖国に自由をもたらしました。

・アメリカ国務長官のマーシャル元帥は こう述べています。 「マハトマ・ガンジーは全人類の良心の代弁者だ 謙虚な心と心真が 帝国の力に勝ることを示した」

・アインシュタイン博士は「後世の人々は まず信じないだろう」 「このような人物が この世に存在したことを」

◎牧師のチャーリー・アンドリュースの協力を得て

・正義のための闘いには あなたのような味方が 現れるもんだ。

◎ミラベンと断食中のガンジーの会話から

・私は絶望に陥った時 人類の歴史を想う。

・勝つのは いつも真実と正義だ。

・暴君や殺戮者は 一時は無敵に見えても 結局 滅びてしまう それを忘れてはならん。

・それが本当に神の道か 正しい道かと迷った時 歴史を思い出し 神の道を思い出すのだ。

 


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心に響く言葉:がん患者は記憶(思い出)にとどめるために歩く “Cancer patient walks for memories(TORONTO STAR)” [Inspire of the Words]

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 先週の土曜日のお昼前、Summer Hill駅前のYoung Streetの交差点を、横断するピンクの衣装の女性たちの行列を見ました。一目見て、乳がん患者さんたちの行列だということが分かりました。それは以前、東京タワーをピンク色にライトアップされていたのを見たことがあったからです。彼女たちは土、日の2日間でプリンセス・マーガレット病院を目指し、何と60kmも歩くそうです。どうみても、半端な距離ではないですよね。
 それで今日、昨日(September12 Sunday)のToronto Star紙を何気なくめくっていたら、この写真があったので、紹介いたしますね。写真中央の女性は、Clare Kravchenko(クレア クラフチェンコ)さんです。彼女は5年前に、わずか32歳の若さで左胸に斑点としこりが発見され、乳がんと診断されたそうです。しかもその時、彼女は第一子を身ごもり、妊娠8ヶ月だったそうです。
 クレア クラフチェンコさんは現在37歳、健康が衰えたために60キロの全工程は無理ですが、彼女は喜んで、現在4歳の息子ネイサンと夫と多くのサポーターと友に、一定の距離を歩かれたそうです。
彼女は2年半前に末期がんが進行し、他の乳房、肝臓、肺、脳に転移しているのが分かったそうです。彼女の現在の心配は、息子のネイサン君のことです。
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◎彼女が息子のサイネン君(4歳)のことを思う、とても感動的な言葉があります。
「親の多くは、子供がそんなに早く成長することに動揺していた。私はその反対だった、私は彼が成長していたので幸せでした。私は彼が非常に早く成長して、来年には結婚適齢期になって欲しい。」と彼女は笑った。「私は、彼がただそこにいるのを見ているだけで幸せでしす。私は幸せすぎて、泣いたりすることは出来ません。」
 さらに彼女はサイネンの言葉として「ママは癌があり、まもなくパパやママと一緒に居れなくなる」と彼女の病気を理解し、心の準備をしている。「我々はそれについて率直に話しています。我々はそれを隠すことはありません。しかし、私は彼が死の概念を完全に理解する能力を持っているとは思えません。我々は物事を隠さないで準備をしようとしている。」と彼女は言う。
「私の目標は、思い出のためにそこに、写真を撮って、ビデオを撮る、何でもすることができる私の小さい男の印象」と彼女は説明するとされている。
「私は毎日がある別の年になるだろうし、彼は私を覚えているだろうと思います。しかし、今、彼は4歳なのだ、私は彼が私を覚えていると信じている。」 
※私の文章が全体的に稚拙で分かりづらいと思いますが、この稚拙な文章から、あなたの想像を膨らませながら理解していただければ幸いです。
※このブログに貼り付けた2枚の写真は、いずれもTORONTO STAR紙(Sept.12付け)からのものです。

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映画「オールウェイズ“Always”」NHK-BS2 の字幕より、心に響く言葉を集めて [Inspire of the Words]

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 1989年、スティーブン・スピルバーグ監督による、この映画「オールウェイズ“Always”」は、オードリー・ヘップバーンの最後の出演によるものです。
 オードリー・ヘップバーンは1993年に亡くなりましたが、晩年の姿が美しく輝いている映画で、私が一番好きなオードリー・ヘップバーンの素顔です。この映画の中で、彼女はヘップという天使の役で出演していますが、台詞がまるで彼女自身の言葉のような自然な感じがします。またオードリー・ヘップバーンの英語の発音がとても美しく聴き取りやすいですね。

 この映画のダンスシーンとエンディングで使われている、ザ・プラターズの「煙が目にしみる“Smoke get in your eyes”」は、この映画の中にぴったり溶け込んでいます。 



*****************************************
※森林火災の消火中に炎に巻き込まれて機体が爆発、事故死したピートは天国で天使のハップに出会う。時間と空間が揺れ動く中で、かってピートが訓練飛行していた光景を麦畑の中で眺めながら
 ピート:おれは緊張していた だけど離陸したら ベテラン気分になったんだ
自身に満ちていた
天才ピアノ弾きみたいに
旋回して・・・
風に乗って 木の葉のように着陸した

ハップ:でも それは 1人でやったことじゃない

ピート:おれ1人だった

ハップ:いたのよ

ピート:機に?

ハップ:あなたのような人がね 彼も先輩に教わって
エンジン付きの凧で 学んだ時代の人かも
あなたもその人の名前は 知ってたはずよ
ピート:そう 誰かな

ハップ:飛行士もピアノ弾きも 誰もが頼る人よ
みんなが求める
そして本当に必要なとき 息が吹き込まれるの
“スピリクス”よ 神の息 インスピレーション

ピート:なるほどね

ハップ:今度はお返し あなたの番よ

ピート:どこかの飛行士に・・・ インスピレーションを与える

ハップ:教えるだけじゃない それ以上よ

ピート:だけど どうやるんだ

ハップ:あなたの声は 自分の考えのように聞こえる
驚き?

ピート:確かに

ハップ:でも覚えておいてね あなたの人生は終わったの
自分のために 何かするのは 魂の無駄使いよ

(地上の元恋人に会ったことで、苦しい胸の内をハップにぶつける)
生きてて良かった 今度は助ける番だ
そう思ってもらうためになの


気持ちの整理をつけるためにでもある

さよならを言うの
別れを告げるまで 2人とも開放されない

ピート:まだ無理だ

ハップ:いい人だから あちらへ送り返したのよ

でも自由を得るためには 自由を与えなきゃ


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映画「Mr.ディスティーニ」NHK-BS2 の字幕より、心に響く言葉を集めて [Inspire of the Words]

 皆さんは、自分の中のもう一人の自分や、自分の中の他人の存在に気付かれたことってありますか?それは自分を窮地や困難から救って貰ったり、判断に迷った時のとっさの選択をしてくれる守護神みたいなものです。

 私はその存在を認める様な経験を、これまでに何度かしてきました。
例えば、吹雪きの中、凍結した雪道を運転中に、ちょっとハンドルを切ったり、ブレーキを踏んだために、突然蛇行したり、後輪がスリップしたりと、コントロール不能に陥り、気がつけば対向車の大型トラックが目の前に迫り、衝突が避けられないと諦めてしまった時に、コンマ何秒かの空白時間を経て、気がついたら奇跡的に衝突を避けて普通に何事も無かった様に、運転をしていた事が何度かありました。

 この映画「Mr.ディスティーニ」は、主人公ラリー・バローズの心の中の、もう一人の人物Mr.ディスティーニで、運命を変える不思議な男として描かれています。このMr.ディスティーニとラリー・バローズの会話の中に、幾つかの心に響く言葉がありましたので、紹介させていただきます。

*********************************************

運命の役割は重大だ
何か1つ違っていれば
今とは・・・
別の人生だったかも

ラリー・バロウズ :
すごいことをしたときには 誰も見ていないくせに
最大のへまをしたときに限って 世界中が見ている

Mr.ディスティーニ :
物事のあり方は すべて理由あってのこと

Mr.ディスティーニ : 
ラリー 人の運命は とても複雑なんだ
前の出来事は 後の出来事に影響を与える

ラリー・バロウズ : 君は天使?

Mr.ディスティーニ : いや ちょっと違う

ラリー・バロウズ : じゃ何者?

Mr.ディスティーニ : 決断を迫られ 悩んだことは?

ラリー・バロウズ : 何度もあるよ

Mr.ディスティーニ :君の中の何かが 選択を助けたのでは?

ラリー・バロウズ : そうだけど

Mr.ディスティーニ : それが私だ
私が示唆し 君が選択する
運命はそうやって働く かくも巧みに

(両親の離婚にショックを受けているラリーに)
人生が変われば悪いこともある
完璧な人生があるか?

(妻エレンとの会話から)
エレン: 幸せな人生だったら なぜ変えたいと思ったの?

ラリー・バロウズ: それは 僕が愚かだったから









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