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埼玉県秩父産のワイン「源作印」 [食の愉しみ]

昨日、所沢の食の駅“Farmdo”に寄った時、このワインを見つけました。

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これが普通のワインと違うのは、何と日本酒と同じ一升瓶(1.8L)で売られていたのです。

マグナムより大きいのに値段は1,980円と破格でした。

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 ワインの味はよく分かりませんが、多少薄めでサッパリとして値段相応以上という感じでした。

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何よりも国産しかも埼玉県産なので何となく安心感があります。

埼玉県秩父産のワイン「源作印」 → http://www.winery.or.jp/winery-map/2611/

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ワイン倶楽部 原宿“りん家”にて フランスワインと料理とトークを楽しむ [食の愉しみ]

 
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◆ シャトー メール “オプティマ” 2005 ボルドー AOC オー メドック
 
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シャトー ドゥ シフレ 2008 ランクドック ルーション AOC サンシニアン
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シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ/ ドメーヌ・ロジェ・ペラン
 
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サントロぺ フォー エヴァー 2011 プロヴァンス AOP コート ドゥ プロヴァンス
ワイン倶楽部 記憶に残るラベル “ロゼ”
サントロペ フォー エヴァー 2011 プロヴァンス AOP コート ドゥ プロヴァンス
醸造元: サントロペ協同組合
セパージュ: グルナトュが主、サンソー
1908年サントロペの中心部に178haの葡萄畑からなる協同組合が設立され、現在に至る。
... サントロペの葡萄畑は地中海の影響を多大に受け、夏に燦々と照る太陽、加えて春秋も穏やかな気候のため葡萄に良い成熟をもたらす。丸みのあるフルーティーな辛口ワインで、大切な人とともに、そのひと時が永遠に続くようにと祈りを込めている。(白子会長の配布資料をそのまま記載しました。)
白子会長のポエムのような解説も去ることながら、赤い唇のラベルのデザインに一目惚れでした。でもジューシーさが前面に出がちな一般的なロゼと違い、しっかりとした辛口の素材そのままのフルーティーさを持っています。
ロゼを敬遠しがちな男性にも支持される逸品だと思います。
 
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※料理の一部
 
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*幹事の大谷 久行さん
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*初参加の佐久間 健さん
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*白子会長と司会のTBSアナウンサー 奥村奈津美さん
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*ピアニストの寺北 香苗さん(最前列 左側)
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*女優・フォトグラファーの大島央照(ちあき)さん
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白子会長と司会のTBSアナウンサー 奥村奈津美さん
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*幹事 大谷久行さん(中央)
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*女優・フォトグラファーの大島央照(ちあき)さん
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司会のTBSアナウンサー 奥村奈津美さん
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記:田中 慶篤(2013.July.14)

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これって新種の野菜?ピートンって知ってる?食べたことある? [食の愉しみ]

先日のSSCCの文化祭で「ピートン」と言う珍しい野菜を頂きました。
赤と緑がピカピカで、食べるのがもったいないのでしばらく飾っていました。
一週間ほどして食べてみてそのおいしさに感動しました。

生でもクセがなく、ほのかな甘さにビックリでした。
朝、パンと一緒に半分に切ったピートンをトースターで焼くと一石二鳥。
暖かくて甘みも増し、とてもおいしくいただきました。
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楽農学科に在籍されている亀井さんにお聞きしたところ以下のような情報を頂きました。
   ↓  ↓  ↓
購入できるのは入曽駅近くのエーコープ で、7-10月くらいの間だそうです。
富田さんという農家の方が試験的に栽培し納入して販売 ということだそうです。
ピートンはまだまだ普及してないので数量は限定的だそうです。
ピートンはこれからの野菜のようですね。

今年はもう手に入らないのが残念ですが、来年夏、もしどこかで見かけたら
是非買って食べてみて下さい。
先日のSSCCの文化祭で「ピートン」と言う珍しい野菜を頂きました。
赤と緑がピカピカで、食べるのがもったいないのでしばらく飾っていました。
一週間ほどして食べてみてそのおいしさに感動しました。
記:松村チサト


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久々のワイン倶楽部 再会とワインを愉しむ [食の愉しみ]

 昨日、土曜日は約5年ぶりにワイン倶楽部に参加しました。場所は都内千代田区内神田のベルギー郷土料理店シャン ドウ ソレイユ(Champ de Soleil)で1時から3時半まででした。主催者のフランスワイン輸入会社会長の白子英城さんとワイン倶楽部代表の大谷さんたちと久しぶりに再会を喜び合いました。この日の参加者では私が一番古くからのメンバーだということを紹介いただきました。
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※2種類のボルドー赤ワイン
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※白子英城会長のソムリエナイフ
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※ワインの説明をする株式会社スイックプラスの白子英城会長
・スイックプラスのホームページ http://www.suicplus.com/
このホームページのオンラインショップで上質なフランスワインを購入することが出来ます。
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※4種類のワインを愉しみました
シャブリ“Chablis”
シャブリ シャトー ドゥ マリニー 2008  Chablis Chateau De Maligny 2008
 ブルゴーニュ シャブリ                   Bourgogne AOC Chablis
・製造元: Jean Durup(ジャン ディリュップ)
・セパージュ: シャルドネ 100%
もうお馴染みのジャン ディリュップのベストセラーシャブリ。ステンレスタンクを使用しているので、シャルドネ種のフルーティな味わいが十分に引き出されている。
・ブルゴーニュの北端でシャルドネを栽培する、シャブリAOCという小さな地帯は、古典的な辛口白ワインで世界的に知られている。パリから100キロしか離れていない寒冷なこのぶどう園は、霜の被害を受けて壊滅的な状態になることがある。しかし、いい年には新鮮さと複雑さが独特にからみあったワインができあがる。
ロワール“Loire”
ミュスカデ コート ドゥ グランリュー シュール リ “クロ ドゥ ラ セネジュリ”2008
Muscadet Cote De Granlieu Sur Lie"Clos de la Senaigerie"2008
ロワール コート ドゥ グランリュー  Loire AOC Cote De Granlieu
製造元: Domaine Des herbauges(ドメーヌ デ ゼルボージュ)
セパージュ: ミュスカデ(ムロン・ドゥ・ブルゴーニュ)100%
フランス最長のロワール河が大西洋に注ぐナント地域は、秋や冬は穏やかで夏は暑く雨が多い海洋性の気候を受けながら、ミュスカデ種だけを伝統的な「シュール・リ」方式により醸造している。
薄い緑色で、熟した果実の風味とレモンの香りがある。アルコールと酸味が調和し、すっきりとした味わいがあり、持続する香りが嬉しい。
・生産地域はパリの南西の都市、大西洋に面するナント市(Nantes)のロワール川(Loire)流域です。3世紀と16世紀の間につくられたロワール川流域の数多くの城は、軍事上の建築方法と、ルネッサンスの建築方法と、フランス王の気前のよさの率直な証明である。ロワール川の航行に助けられたワイン貿易は、アンジェのような都市を豊かにした。
ロナン2006“Ronan 2006”
ボルドー AOC Bordeaux
・製造元: Chateau Clinet(シャトー クリネ)
・所有者: Ronan Laborde(ロナン ラボルト)
・セパージュ: メルロー 80%、カルベネ・ソーヴィニョン 20%
ポムロールの名門シャトー・クリネの所有者であるロナン ラボルトはリーズナブルで、かつ品質の高いワインを生産したいと強く思い、ボルドー中を探し回って見つけ出した葡萄を使用し、シャトー・クリネのスタッフによって自分の思いを実現した。
ラズベリー、チェリー、カシスなどのフルーツの香りが豊かで、生き生きとした爽やかな味わいは見事である。
パリのジョルジュサンクにあるアランデュカスのレストランにも採用されている。
シャトー レオ ドゥ プラッド 2001 "Chateau Leo De Prades 2001"
ボルドー サンテステフ  "Bourdeaux AOC Saint-Estephe" 
・製造元: Chateau Leo De Prades(シャトー レオ ドゥ プラッド )
・セパージュ: カルベネ・ソーヴィニョン 70%、 メルロー 30%、
古くはレオポルド ドゥ プラッド侯爵が所有し代々相続がなされていたが、次第に衰退していき、1999年にサンテステフ侯爵がこのシャトーを買い取り大改良し、見事にこのシャトーを蘇らせた。
サンテステフ侯爵は素晴らしいワインを造っていたブラッド侯爵に敬意を表し、シャトーにその名前を残している。
※ここをクリックしてください → ワイン倶楽部11.2.5.doc
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※ワインの勉強会 歴史、地理、文化、ワインについて
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※合鴨のロースト グリーンペッパーソース
その他のメニュー
・仏産サラミ、チーズの盛り合わせ
・ホタルイカとシューブリッセル(芽キャベツ)のマリネ
セルクルイエエフ
◎シャン ドウ ソレイユ(Champ de Soleil)のホームページ                                http://c-soleil.web.infoseek.co.jp/
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※サービス精神溢れる白子会長と大谷ワイン倶楽部代表
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※本日参加されたメンバーの皆さん(その1)
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※本日参加されたメンバーの皆さん(その2)
2004年にワイン倶楽部でフランスワインツアーに行ったときのコラムです。

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“ハヤシライス”発祥の地 “丸善”のカフェにて [食の愉しみ]

 先週土曜日、池袋から地下鉄丸の内線で大手町まで行き、地下鉄東西線に乗換えて一駅先の日本橋で降りました。地下鉄の改札を出るとそのまま日本橋高島屋と日本橋丸善に続く通路があり、その日は高島屋には行かないで、右側の丸善に行きました。
 丸善では“描くことは祈ること 東山魁夷 版画100選展”が第一に目的、次は同じフロアにあるカフェで幕末か明治初年から続くと云われる老舗の味“ハヤシライス”でした。
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 皆さんは、ハヤシライスをなぜハヤシライスと呼ぶのかご存知ですか?ここ丸善のカフェのメニューに下記のような説明がありました。

 ハヤシライスを生み出したのは、
丸善創始者 早矢仕 有的(はやしゆうてき)
と言われています。
 丸善の百年史には「幕末か明治初年のころであろう。友人が訪問すると、有的は有り合わせの肉類や野菜類をごった煮にして、飯を添えて饗応するのが常であった。そこから人々はこれをハヤシライスといい、ついにはレストランのメニューにまで書かれるようになったという」一節があります。こういった内容から当時商社を経営していて好奇心旺盛な早矢仕が友人を驚かせようと、今のハヤシライスに近い料理をふるまったと考えられます。

 では、なぜ私が丸善のカフェにある“ハヤシライス”を知ることになったのかについて説明したいと思います。それは、埼玉県の武蔵丘陵森林公園(//www.shinrin-koen.go.jp/)の雑木林ボランティアのメンバーで、食通というより多岐に亘る博学をもたれている先輩の紹介によるものでした。
 この人曰く「日本橋の丸善に行ったら、本を買う前にカフェでハヤシライスを食べなさい。」と約10年前に教えられたことがあったからです。何年か前に初めてこのハヤシライスを頂いたときは、その人の言葉に納得してしまいました。
 さらにこの人は、「丸善のハヤシライスは、上野精養軒のハヤシライスと、肩を並べる味」だとも言われていましたので、上野公園の不忍池の畔にある上野精養軒に行ったこともありました。因みに上野精養軒は、夏目漱石の「三四郎」や森鴎外の「青年」の中にも出ているとのことでした。
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 このカフェのメニューにある“キリンブラウマイスター”、ビールの味はもちろん良いですが、私はこのグラスのデザインがとても気に入りました。特に、手に持つ部分のカットが何とも云えないデザインと感触が素晴らしかったです。このグラスは、このカフェ特注ではなく麒麟麦酒のオリジナルです。
「伝統と職人の街 探訪記」にも紹介されていますので、ここをクリックしてください。
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※カフェの内部(丸善のHPから転載)
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※中央通りの丸善前から“日本橋”方面を撮影しました。
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※丸善の反対側の日本橋高島屋(重要文化財 Since1933)

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お正月の“おせち料理”はいかがでしたか? [食の愉しみ]

  正月三箇日が終わりましたね。皆さんは、それぞれどのようなお正月を、お過ごしになられたでしょうか?
 私は普段はあまり飲まないですが、大晦日の晩に日本酒“奥の松”(福島県二本松市)の720ml瓶を買いました。それは、おせち料理を酒の肴にするには、普段飲んでいるビールやワインには合わないと思ったからです。
 口ではうまく表現できませんが、辛口で飲みやすいお酒で、後から頭が痛くなるということもありませんでした。油断をしているとつい飲みすぎてしまいます。
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 おせち料理は、時々お世話になっている近くの鮨屋さん“大黒鮨”に注文しました。ここのご主人は、この店で出す料理にただならぬ、強いこだわりとお客さんに対するサービス精神を持っている人です。私も十数年前に埼玉に来て、数回この店を利用しただけでこの主人のファンになりました。
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 ですから、今回注文したおせち料理の上段の重箱は上げ底することなく、蓋が閉まらず浮き上がるぐらいに、料理が詰め込まれていました。特に“あわび”、“さざえ”、“いくら”は格別に上質な味わいのするものでした。
 因みにこのおせち料理は種類とかランクはなく、限定40個だけだそうです。
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 このおせち料理ひとつとってみても、この店のご主人のこだわりが十分に伝わってくるもので、百貨店やホテル、レストランとの違いを感じさせられました。
 また、注文したおせち料理の手渡しの時も、必ずご主人の手から感謝のお礼を添えて手渡されるので、機械的でない人間味のある満足感を得ることができました。
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※下記の献立表は、マウスのポインターをのせてクリックすると、全体が表示されます。
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グリークタウンのレストラン“MEGAS”The Art of Greek Cuisine(その2:過去の写真から)  [食の愉しみ]

 グリークタウンのレストラン“MEGAS”The Art of Greek Cuisineについて、当ブログへ先月末アップ致しました。http://keitoku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-31

 その際、このレストランの最大の目玉だと思われる“Saganaki opa”のウェイターによるパフォーマンスを、残念ながら写真にすることができませんでした。

 それで、2008年3月に友人のご夫妻に招かれた時に、撮影したものが見つかりましたので、前回のブログを補完する意味で、同タイトルで(その2:過去の写真から)をプラスしてアップすることに致しました。この写真なら“Saganaki opa”のウェイターによるパフォーマンスが良く分かると思います。

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グリークタウンのレストラン“MEGAS”The Art of Greek Cuisine  [食の愉しみ]

 

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※ギリシャをイメージさせる絵画と彫像の数々で装飾された店内

 トロントのイースト・ダウンタウンのDanforth Avenueに沿ってギリシャ人街(Greek Town)があります。Danforth Avenueはトロントの中心を東西に貫くBloor Street EastがDon Valley Parkwayを跨ぐ“Prince Edward Viaduct”(プリンス・エドワード高架橋)を通り過ぎた地点から通りの名前が変わります。

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 そのギリシャ人街で、ギリシャに行かずして本場?のギリシャ料理を食べるためには、数あるレストランの中で何処に行けばいいのか迷っている方には、今までに友人と数度行ったことのあるレストラン“MEGAS”がお勧めです。

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 お勧めのメニューはと云われると、今まで自分で選んだことがないので、自信を持って“これだ!”とは言えません。先日、別の友人からこの店の名前と、お勧めのメニューを幾つか教えてもらったのですが、メモってなかったのですぐに忘れてしまいました。その中で、ハマス“Humus”と“Saganaki opa”は覚えやすい名前だったので、この二つとグリークサラダとグリークソーセージを注文しました。

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 ※Humus(chick pas,tahini,olive-garlic)
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 ※Greek salad

 この店の名物は、“Saganaki opa”を注文すると、お客さんのテーブルまで持ってきて、ブランデーに火を付けて大きな炎を上げると、どこからも拍手喝采が起こります。料理はどれもチーズとかオリーブが入っていますが、特にしつこさはなく、一般的な日本人の口に馴染めそうな感じがします。

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※Saganaki opa

 

 尚、詳しいことは下記のWEBサイトでこのお店のホームページをご覧いただき、“百聞は一見に如かず”で、是非一度訪ねられることをお勧めします。また、ここの店員さんは、サービス精神に溢れ、料理と共に雰囲気を楽しませてくれます。

http://www.megasrestaurant.com/


醤油(Soy souce)って素晴らしい 洋食を和食風に変える不思議な調味料 [食の愉しみ]

 今から20年以上も前のことですが、出張で初めてカナダに来て、先輩の出張者とレストランに入った時のことです。その先輩は、ウェイトレスに注文を告げた後で、やおら片手を胸のポケットに突っ込んで、何かを取り出してテーブルの上にのせたのです。

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テーブルに置かれた物に目をやると、魚の形をしたプラスティック製の醤油が入った“たれびん”だったのです。しばらくして注文の料理が出されると、その先輩は先ほどの“たれびん”を料理にかざして、醤油を2、3滴かけてから食べ始めたのです。その先輩曰く、「洋食は自分の口にあまり合わないので、こうして醤油をたらすと口に何とかなじむので、いつも海外出張する時は肌身離さず持ち歩いている。」ということでした。

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 その頃の私は、食するもの全てが珍しく、日本にない海外の料理を好奇心を持って味わっていましたので、醤油は必要としませんでした。しかし、いつも海外の料理を食べ続けていると、胃がもたれるようになり、日本料理が恋しくなるようになりました。私はあの時の先輩のように、首尾よく醤油を持ち歩くことをしてなかったので、出された料理を口にするたびに醤油味があればと思うことが多くなりました。

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 或る日、旅行先のレストランに入った時、出された料理を目にして、思い切ってウエイトレスに“ジャパニーズ・ドレッシング”はないかと聞いてみました。ウエイトレスはしばらく考え込んで“Soy Sauce?”と言ったので、うなずくと小さなガラス製の容器に醤油を入れて持ってきてもらました。

 それを少量、料理にかけるとバターやチーズ、ドレッシングなどの臭いが抑えられて、口に入りやすく日本食を食べてるような感覚で、胃がもたれることも少なくなりました。特に朝食のメニューのスクランブル・エッグやソーセージ、ベーコンの類には最適だと思います。もちろん、肉料理や海鮮料理にも少し垂らすだけで日本風の味になるような気がします。

 しかし、注意すべきは誇り高き料理人、レストランのプライドを傷つけることにもなりかねないので、あまりおおぴらにすべきことではないと思っています。やはり、あの時の先輩のように、胸のポケットに“たれびん”をこっそりしのばせて持ち歩くのが一番良いと思いますね。

 醤油は日本では多くの料理に何気なく使っていますが、日本の食文化のシンボルである“寿司”や“刺身”では醤油の役割は大きいように思います。“寿司”や“刺身”が高級で高価、新鮮なものでも、醤油があってこそ、“寿司”であり“刺身”でありうるのではないでしょうか?

 もうずいぶん昔になりますが、ある有名な人がラジオの番組で「ある意味、人は“寿司”を食する時、ネタと同時に醤油の味をあじわっているのではないでしょうか・・・。」と言っていたことが今でも記憶に残っています。

 こちらの食料品店では、日系の食料品店だけでなく、韓国、中国などアジア系の食料品店はもちろんのこと、純粋にカナダのスーパーなどの食料品店でも、「キッコーマン醤油」、「ミツカン」、「角屋」などの調味料が数多く売られています。私は、ごく少量で洋食を和食風に変える不思議な調味料、“醤油”って素晴らしいと思います。


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