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日本のいちばん長い日(半藤一利著) [読書]

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1945年8月14日正午~8月15日正午迄の24時間を1冊の本、
しかも350ページに至る歴史書を読むのは初めてでした。
半藤一利氏の本はどれも長編でありながら読みやすいです。
今まで映画やNHKスペシャルなどで放送されていたこともあったと思います。
映画はこの本の内容にほぼ忠実だったと思います。
半藤さんはこの本を書くにあたって、関係者及び遺族で生存されている方がおられるのでかなり神経を使われたようです。

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クライマーズ・ハイ [読書]

クライマーズ・ハイ~横山秀夫~
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10年前の古い本ですが、最近になってやっと読み終えることができました。

1985年8月12日の日航機墜落事故のニュースは、九州への帰省中で、車のカーラジオで知りました。その当時、事故現場の御巣鷹山のある群馬県は、私にとってほとんど縁のない遠い場所での出来事でしかありませんでした。

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 しかし20数年前に埼玉県に転勤してから、関越道を走ったり、谷川岳に登ったり、天神平へのハイキング、一の倉沢の写真撮影に行ったり、森林保全ボランティアも含めて身近で深い縁ができました。

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この本を読んで、30数年前のことが昨日今日のような直近の出来事のように、
不思議なほどリアルに思い出されました。

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宮部みゆき著「模倣犯」 [読書]

模倣犯(宮部みゆき)全5巻を読み切りました。 

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展開の面白さに読む速度が巻を追うごとに速くなりました。
特に5巻目は、自分はこんなに読書力のある人間だったのか…と錯覚するぐらいの速さでした。
 
宮部みゆきの本は初めてでしたが、この作家の凄さをこの作品で知りました。
エンディングで容疑者を自白に導く心理作戦シーンは、これと同じようなことを前に何かで見たことがあったようなと思いながら読んでいたのですが、刑事コロンボ「構想の死角」(スティーブン・スピルバーグ監督)のラストシーンを思いださせるものでした。

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立川談春作『赤めだか」を読んで談志の… [読書]

この本は先日ドラマ化されましたが、談春が17歳の時に談志との出会いから二つ目に昇進するまでを、立川志の輔、立川志らく、高田文夫などとの交流を、真打になってから小さん、米朝との交流などが描かれています。

破天荒でありながらも、弟子に対して厳しくも深い愛をささげた談志の偉大さがこの本を読んで伝わってきました。

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下町ロケット ガウディ計画 [読書]

先週の日曜日から始まったTVドラマ「下町ロケット ガウディ計画」、ドラマより先に原作を読んでおくために珍しく初版の単行本を買いました。

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気になったのは目次の手前にある人物相関図にある企業名「株式会社サヤマ製作所」だった。先週のドラマに出てきたときまさかとは思っていたが、埼玉県狭山市に製造拠点を置く精密機器メーカーとあり、まさしくわが町狭山市ではないか…。
自動車部品メーカーを中心とした川越・狭山工業団地内にある無数の工場群の中にも、このようなモデルになる企業があるのかと思うと、これからはもう少し注意しながら散策してみたいものである。

...

先日、三菱重工のH2Aロケットによる衛星打ち上げが成功しましたが、何となく下町ロケットの帝国重工と重なってしまいました。


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小説 偉大なる、しゅららぼん(万城目学)を読みました。 [読書]

この小説家のタイトルはどれもユニークで面白く、読み始めてもタイトルの意味がすぐには分からない。

この小説も現実にはまずありえない馬鹿々々しいストーリーでありながら夢中にさせ、しかも肩がこることもなく、宴会帰りに満員電車に立ったままでも、活字を追うのに少しも苦にならないから不思議だ。

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 この物語は琵琶湖に浮かぶ竹生島を眺める長浜市の架空(たぶん)の小さな町の石走が舞台で、高校生4人の若者による奇想天外な青春物語である。例えば、平安時代の陰陽師 安倍晴明のおりなす奇術の類であったり、旧約聖書のモーセの十戒の一場面(海が割れる)を連想させたりとなかなか痛快である。


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又吉直樹著「火花」を読みました。 [読書]

文藝春秋9月号掲載の又吉直樹著「火花」をやっと読み終えました。神谷さんと私(徳永)の会話のやり取りに心地よさを感じながら読み進み、いつの間にか終わりになりましたが、まだ続編がありそうな終わりかただったと思います。

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ふたり(特に前半の神谷さん)の会話内容は高度な漫才論でありながら、堅苦しさを全く感じさせず心地よく読めるのは、舞台がが東京でありながら、大阪弁でしゃべっているからだと思いました。もしこれが標準語だと堅苦しさゆえに読みづらく、これほどまでに売れなかったことと思います。...

同時受賞の羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」の中の会話も長崎弁であり、息が詰まりそうな介護の会話も、何となく長崎弁で柔らかく包み込まれているような気がしました。

またこの小説を読みながら、もし映画化するなら神谷さん、私(徳永)、真樹さんの配役は誰になるだろうかと思いめぐらしました。私こと徳永は又吉本人でもいいかな~と思いますが、神谷さんは年齢的にかなり上になりますが、松本人志しかいないのではと思いました。真樹さんは一寸思いつきませんが、考えている最中です。


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小説&映画「眉山」を読み、鑑賞しました。 [読書]

私が読む小説も、観る映画もどれもかなり古いものばかりです。
原作はシンガーソングライターの“さだまさし”さんです。

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内容は終末医療・介護、そして献体にまで踏み込んだものだと書くと、暗いイメージを連想されるかもしれませんが、特に映画は徳島の阿波踊りと人形浄瑠璃を美しい映像で描かれ、深く胸を打たれるストーリーでした。...


特に映画では感動の盛りあがる部分が二つありましたが、そのどれもが台詞も音声もない場面で、時間が止まってしまったかのように静かに流れる映像に、思わず胸を痛く締め付けられました。

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映画では終末医療、介護、献体の部分はあまり深く描かれていませんが、小説ではとてもリアルに描かれており、作者の“さだまさし”さんをそれ以後、今まで以上にリスペクトするようになりました。


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又吉直樹著「火花」文芸春秋9月特別号 芥川賞発表 [読書]

今日の新聞広告を見て、川越の紀伊国屋書店で買いました。
もう既にマスコミに取り上げられ過ぎて、目新しさはほとんどなくなりましたが、私のようにまだ読んでない人たちもなかにはおられるかも知れませんね。

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又吉直樹「火花」、羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」の作品全文と受賞者インタビューが掲載されており、蔵書にするのでなければ、他の記事と合わせて970円なのでとてもお買い得感があると思います。

記:2015.8.8(土)


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◇鴨川ホルモーを読みました。 [読書]

万城目学の小説で「プリンセス・トヨトミ」、「鹿男あおによし」に続く3冊目ですが、これはあっという間に読み終わりました。
この本のタイトル「鴨川ホルモー」は、舞台が京都であるだけに関西のホルモンを連想させましたが、ホルモーとは何か?この本の後半になってやっと分かり、現実にありえないことでありながらも、つい夢中になってしまいました。
また、青春時代の切なく淡い片思いの恋心と友情をとてもうまく描いて、この作者(万城目学)は自分とは世代がかなり違うのに、同世代かと思わせるような何となくピッタリと重なる部分が不思議でもありました。
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