心に響く言葉 : “ターシャからの贈り物 魔法の時間のつくり方”より [Inspire of the Words]
ターシャ・テューダー(Tasha Tudor)の心に響く言葉の2回目は、“ターシャからの贈り物 魔法の時間のつくり方”でした。ターシャさんは、絵本作家、挿絵画家、園芸家、人形作家として、アメリカの北東部バーモント州に1957年から住んでおられました。今回はターシャさんを取り巻く家族の言葉を織り交ぜた内容です。もっとも理想的な家族のあり方とは・・・が伝わってくる放送内容でした。
◆◆◆ 心に響く言葉 : “ターシャからの贈り物
魔法の時間のつくり方”より ◆◆◆
◆ターシャの孫の言葉
ターシャ・テューダーの孫というと
必ずどんな生活だったかと聞かれます
私の答えは「絵本の通りよ」
なかでも誕生日は特別でした
豪華な花飾りのケーキと
ターシャ手作りのプレゼントがもらえるんです
ある年はデイジーという人形をもらい
それこそ魔法にかけられたようでした
子供時代は魔法の時間
何もかもが輝いていました
好奇心 感謝の心 想像力・・・
ターシャが教えてくれたものは
このせちがらい世の中を輝かせる
魔法の力だった気がします
それを子供たちに伝えたいのです
◆ターシャが肖像画家だった母から教えられたこと
「写真を見て描いてはだめ
自分の眼を鍛えろ」と教えられたの
おかげで動きの早い子供の姿も
描くことができるのね
しっかり見て まぶたに焼きつける
この訓練が役に立ったわね
◆孫のウイズローの言葉
祖母の哲学といえば
「人生は短い やりたいことをやって楽しめ」
「今 この瞬間を大切に」
ということです
◆ターシャの孫の妻 エイミーの言葉
ターシャのそばに暮らして2年
もの作りを間近で見て気づいたものは
庭にしても 絵にしても 完璧を
目指さなくていい ということでした
作品の完成度より 作りたいという
気持ちを大切にしていると思います
思いをこめて 思いのままに作って
いるから いいんですよね
◆ターシャのプレゼントの考え方)
時間をかけることで
気持ちがこもっていくの
相手のことを思って過ごす時間も
贈りもののひとつなの
作る時と渡す時
二度贈りものをすることになるの
◆ターシャの好きな言葉 自著の絵本「喜びの泉」より
クリスマスにバラはいりません
五月に雪がいらないように
(シェークスピア)
最も喜びをもたらしてくれる季節は
夏であり 秋であり 冬であり 春である
(ウイリアム・ブラウン)
夢を見るときひとりのように
人生もひとりで生きるもの
(ジョセフ・コンラッド)
憂うつは影に過ぎない その後ろ
手の届くところに喜びがある
(フラ・ジョバンニ)
夢に向かって自信を持って進み
思い描いた通りに生きようと努力すれば
思わぬ成功を手にするだろう
(ヘンリー・ソロー)
◆再びターシャの言葉
素晴らしい言葉でしょ 私は思い通り
人生を送ることができたけど
それは夢や目標を見失わず
結果を焦らず 努力を続けたからよ
自分を信じて 時を待つこと
これができるかどうかね
それは試練の時かも知れない
でもゆっくり 確実に前に進めば
その先には 必ず喜びがあるの
本当の喜びが
よつ葉のクローバーを見せたでしょ
初めてこの土地に来たとき見つけた
7枚のよつ葉のクローバー
それから私はずっと幸せよ
息子は機械を使わず 自分の手で
理想の家を建ててくれたの
こんなすばらしい子供たちに恵まれて
私はアメリカでいちばん幸せな女性
最高の贈りものは家族ね
ターシャさんの”心に響く言葉”どの言葉をとっても何回読んでも、深く心にしみ込んできます。
その中で、”プレゼント”の考え方で、(相手のことを思って過ごす時間もおくりもの、のひとつなの、時間をかける事で気持ちがこもっていくの)とありました。本当にそうだなと実感しております。
最近私は、光栄なことにこのような大変心のこもったおくりものを戴きました。
それはお金では買うことの出来ない、世界にふたつと無い、私だけのおくりものでした。
時間をかけて、想いがいっぱい詰まったおくりものでした。
それは、本当に私には過ぎたるおくりものでした。
それは、これから先私がくじけそうになった時、きっと力を与えてくれると確信しています。
本当はこの様なことは、私事であり又自慢するようで恥ずかしくもあり、
誰にも言わないで,ずーとこの先も心に秘めておくつもりでしたが、ターシャさんが言われるとおり、心が込められたおくりものは、どんなにか心揺さぶられるものか・・・ということをお伝えしたかったのです。
そしてこれから私も、この様な心温まるおくりものを、少しでも出来れば良いな・・・と思っております。
by momiji (2011-01-23 23:29)
Momijiさん、コメントありがとうございます。
ターシャさんの心に響く言葉は、何回読んでも色褪せることなく、読み返す毎に心に深く沁みこんできますね。
プレゼントの考え方・・・プレゼントを受取る人に感動を与えるためには、ターシャさんのように手間ひまかけた手作りのプレゼント、私たちが忘れていたものを思い起こさせてくれるものですよね。
ターシャさんは料理も手間ひまかけた200年前の時代に遡った作り方をされているんですよね。
>最近私は、光栄なことにこのような大変心のこもったおくりものを戴きました。
>それはお金では買うことの出来ない、世界にふたつと無い、私だけのおくりものでした。
それって、素晴らしい稀な出来事ですね、お金では買えない“おくりもの”は贈り手と、それを受取る人のニーズが一致しないと、お互いに感動を得ることは難しいと思うのですが、momijiさんの場合にはmomijiさん自身が望むものを受取られたのですね。
>時間をかけて、想いがいっぱい詰まったおくりものでした。
まさしくその“おくりもの”は、ターシャさんの“おくりもの”の考え方をそのまま踏襲されたプレゼントの考え方ですね。
>それは、本当に私には過ぎたるおくりものでした。
momijiさんのそのような謙虚な態度こそが、素晴らしい“おくりもの”を贈る側の人の心を捉えているのではないでしょうか?
by aoniyoshi (2011-01-26 02:47)