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身体の入眠ポイントを探る試み : 私の健康法(その2) [Awareness]

Gaspe_ページ_10a.jpg
※カナダ・ケベック州のガスペ半島(セント・ローレンス川が大西洋に注ぐ河口付近)に行った時の写真です。
 
 人体の皮膚の表面には、形として目で見ることはできませんが、東洋医学では約360個のツボ(経穴)があるといわれています。これらのツボを刺激することにより、肩こり、車酔い、歯痛、花粉症などに効果がありす。これらの効果について、一つひとつ取り上げてもキリがありませんし、本とかインターネットやテレビでもかなり取り上げられていますので、ここでは省くことにします。
 
 今回、このテーマで取り上げた“入眠ポイント”という言葉が、既にあるかどうかは定かではありませんが、眠りを誘うツボということで、勝手にその名前で呼ぶことにします。私たちは夜、床についてから自然に眠りに入ることが理想的で、健康的でもあります。しかし、不眠症とまではいかなくても、自然に眠りに入ることができないことが時々あります。
 私は、身体の皮膚の表面にあるツボを刺激することで、入眠を誘発することができないだろうかと考えたことがあります。私の体験では、浪越式基本指圧を受けることにより、不眠症の効果もありますが、何時でも何処でもという訳にはいきません。しかし、浪越式基本指圧のなかの一部で、自己指圧という自分自身を自分で指圧するものがあります。これは自己指圧ですから、何時でも何処でもできます。

 今回は浪越式基本指圧の自己指圧を一部応用した形で、入眠法を試みてみました。
1)両手を顔に軽く被せるように置き、人指し指、中指、薬指の指先をまゆ毛の上に乗せるようにします。
この場合、入眠時幻覚、つまり覚醒の状態で夢をみている様な状態になる時もあります。顔面には様々なツボが多く集っているための効果だと思われます。
頭部.jpg

2)横になってわき腹を上にして、第12肋骨と骨盤の間(やや腹部寄り)に親指の指紋部を軽く乗せます。このツボは経穴でいうと、胆経の帯脈に当たります。体のコンディションにもよりますが、親指を乗せた部分がひんやりとした感覚になり、気持ち良くなり眠りに誘われます。これは、ソファに横になって昼寝する時などに良いかと思います。
体幹(前・側).jpg

3)多くの方が知っているツボで、合谷というのがあります。親指と人指し指の付け根付近で、人指し指側の凹んだ部分で、強く刺激するとピリッと響く所です。ここに親指の指紋部を軽くあて続けていると、自然と眠くなります。緊張感で眠れない時は、この部分が張り気味になっています。これは電車の中でひと眠りしたいけど、眠れない時などにも効果的です。合谷というツボは、大腸経の経穴なので、腹が張り気味の時や歯痛を押さえる効果などもあります。
合谷.jpg

4)足のふくらはぎ全体、または、ふくらはぎ(腓腹筋)の外側で膝が折れ曲がる所の下辺り、つまり足の三里と同じ高さの部分を、親指で軽く広めの範囲に圧すと良い。ここは経穴でいうと、脾経の陰陵泉または肝経の膝関あたりかと思われる。
下肢.jpg

5)最後は浪越式基本指圧で、自己指圧の中の腹部指圧が最適であるが、自分の経験では、腹部一点目である“みぞおち”の部分に両手の三指(人指し指、指、薬指)の先を立てながら、軽く乗せ続けると良い。経穴でいうと、任脈の鳩尾から上脘にあたる。

 親指の圧の強さは、自律神経の副交感神経が優位になるように、静かに息をゆっくりはきながら軽く圧すことが重要である。強い圧を加えると、交感神経優位になって身体活動が活発になり、脳が覚醒して返って眠れなくなる恐れがあるので、注意が必要である。

 最後に、心地良い自然な眠りを迎えるには、就寝前に、熱い風呂や辛い食べ物(深酒も含む)など、皮膚に強い刺激を与え、神経過敏になることを避けるべきである。特に入浴は、半身浴でぬるま湯に15~20分入ると、体の芯まで温まり、長く湯冷めすることもなくリラックスできる。

 以上、私が実際に試みた結果、効果が見られたものの代表を5つ取り上げました。但し、この方法が誰に対しても当てはまるとは思いませんが、何かのヒントになれば幸いです。 人体は医学が飛躍的に進歩した現在でも、未知の領域が未だ残されている様に思われます。私たちの体の表面の皮膚には、約360個のツボ(経穴)以外にも体の何かの機能を起動する不思議なスイッチみたいなものが多数埋め込まれている様な気が致します。
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