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PS3でブルーレイ・ディスクを鑑賞する 驚きの機能を発見 [趣味]

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 ソニーのPS3はゲームマシンとしてよく知られていますが、私はゲームマシンとしてではなく、日本で録り溜めていたブルーレイ・ディスクとDVDを鑑賞するために購入した。どうしてゲームマシンがメインであるPS3を購入したかというと、同じソニーの廉価なブルーレイ専用機よりも、任天堂のWiiに対抗するための戦略価格を設定しているPS3のとてつもない超ハイスペックに魅力を感じたからである。風聞によると、アメリカのペンタゴンが数千台規模で購入したり、A社の最新型の液晶テレビにCPUが使われているらしいです。
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 PS3はトロントでももちろん買えますが、DVDの地域コードや帰国後の電圧の問題を考えて、日本仕様を3月に一時帰国した時に、ソニースタイルで購入した。この機能の多さと設定の複雑さから、日本語マニュアルの添付も欠かせない要素であった。購入前の検討材料としてのカタログやホームページもそれほど詳しい説明がなかったので、録画ディスクの再生のみを考えていたが、PS3を実際に手にしたら、驚くべき機能が備わっていたのである。
 まず、120GBのハードディスクを備えており、CDミュージックをアルバム名、曲名、アーティスト名などの情報と共に、複数のフォーマットでインストールでき、写真もデジタル化してインストールできるものであった。
さらに驚くものとして、WEB検索機能が備わっており、テレビ画面にてインターネットを利用でき、GoogleやYahoo!などでニュースの閲覧や、Amazon.comや楽天などでのインターネット・ショッピングも可能です。YouTubeやe-mailもできるので、PS3はまさしくゲームマシン+パソコン+AV複合体だと思います。

 ブルーレイや従来のDVDを再生した画像は、同じソニーの廉価版を上回る画質で満足しています。ブルーレイディスクの地域コードは日本も北米も“1”なので、カナダやアメリカで売られているブルーレイも再生できます。これはトロントのCDショップでブルーレイの比率が想像以上に高く、価格も従来のDVDと大差ないものもあり、メリットは高いと思います。
 日本ではDVDレコーダーまたはブルーレイレコーダーで地上デジタル放送、BS放送、CS放送などを録画して楽しむことが多く、電気屋さんでは録画&再生機器が多いと思いますが、トロントでは再生専用がほとんどで、録画用はHDDレコーダーが少し売られているだけです。ほとんどの人は録画のような面倒くさいことはせず、レンタルショップで借りてきたり、CDショップで購入したりしているようです。そのためにブルーレイプレイヤーは廉価版で$100以下、ソニーの最廉価版でも$150前後と安く、ソフトも$20以下のブルーレイも売られています。
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 私の場合は、先に書きましたように日本にいるとき録り溜めたものを、こちらで暇なときにゆったりと観るために、PS3を購入した次第です。つい最近まではNHK-BS映画をはじめ“アグリーベティ3”や“人生の楽園”、“猫のしっぽ、カエルの手”などを観ていました。これからは、NHKの大河ドラマの「篤姫」や「坂の上の雲」など、再度、じっくり観てみたいと思います。
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NHK・FM「日曜喫茶室」をカセット・テープに録音する [趣味]

 
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※埼玉県川越の入間川河畔の散歩道から
 NHK・FM放送を久しぶりにカセット・テープに録音した。先週の月曜日の朝、いつものように新聞の番組欄に目を通していたら、NHK・FMラジオで午後4時から6時まで「日曜喫茶室」の特集番組「夏の特別開店スペシャル」が目に入った。この番組は1977年から続いている長寿番組であるが、正直言って未だこの番組が続いていたことに驚かされた。それにあの頃と同じように、はかま満緒氏が今でもそのまま元気に司会をしていることに、驚かされもしたが安心もした。以前’90年代初期までは、この番組を毎週日曜日ライブで聴いたり、或いはエアーチェックして後から聴いたりしていた。そのころは常連客として井原高忠氏の穏やかな語り口が記憶に残っているが、今は池内紀氏が最古参の常連客になっているようだ。

 あの頃は、新聞の番組欄以外に共同通信社発行の「週間FM」という雑誌の番組欄も参考にして、いろいろなFM放送の番組をカセット・テープに念入りに録音して整理して、カーステレオなどでよく聴いていたことが思い出される。最近ではNHK・FM放送は日中、単にBGM的に(習慣的に?)に流しているだけであるが、日曜日のは外出していたりテレビを見たりして、このところ耳にすることは全くなかったのである。
 
 さて月曜日の話に戻るが、小型のホームステレオ(±0 深澤直人氏デザインの製品)のMDに留守録音にセットして出かけたが、夜帰宅してから確認して見るとMDはブランク表示のままで、失敗していることがわかった。この日は、「人生やっぱり“おふたりさま”で」というテーマで、安野光雅画伯、橋田壽賀子さん、轡田隆史氏がゲストだった。翌日の火曜日は、「喫茶店の珈琲から見える風景」というテーマで、ドイツ文学者の池内紀氏、コラムニストの泉正人氏、廣瀬幸雄(金沢大学大学院特任教授)、井野朋也氏(ビア&カフェ「ベルク」店長)がゲストであった。

 この日もMDに留守録音セットして、録音状態を確認したら4時の時報と共にFMの音は流れたが、MDに録音されているような気配がしなくて、MDを一旦取り出してから再生したら音が全くでなかった。それであわててCDラジカセに2時間用のカセット・テープをセットして録音したのであった。もしもMDで失敗したらと思い、予めカセット・テープだけは2時間用を用意していたのである。このCDラジカセは、タイマー録音機能、オートリバース機能、ドルビー・システムはなく、極めてシンプルなものであり全て手動で操作しなければならなかった。

 夜、帰宅してからCDラジカセのスイッチをONにして、カセットを再生してみたら音が出てきてチャンと録音されていることが確認できた。FM放送をカセット・テープに録音したのは10数年ぶりのことである。カセット・テープに録音というより、FM放送そのものをあらゆるメディアに録音することがしばらくなかったのである。最近、録音しているものといえばパソコンを介してCDをメモリー・オーディオにダビングすることぐらいでしかない。しかし今回録音したカセット・テープを手のひらに載せ、しみじみと眺めてみるとMDやメモリー・オーディオにない、メカとしての機能美があることに気がついた。細く薄い磁気テープを巻き取るリールの形が印象的である。

 「日曜喫茶室」の特集番組「夏の特別開店スペシャル」は、月曜から水曜まで3日連続の放送である。3日目は「日本の食 世界の食をたずねて」がテーマで、エジプト考古学者の吉村作治氏、東大教授で農学博士の小泉武夫氏、常連客の轡田隆史氏だった。今回は、MDへの留守録音セットが完璧に成功したようであった。自分としては、2日目の「喫茶店の珈琲から見える風景」はとても良いトーク内容であったと思う。珈琲豆の種類であるブルーマウンテン、モカ、トラジャなどについてのトークの中で、今どうして珈琲店にモカがないのかの理由も分かった。また、六本木の「アマンド」やJR新宿東口地下の「ベルク」の話題もを興味深く聴くことが出来た。その中で「ベルク」はゲストの井野朋也氏が店長であり、彼の著書「新宿駅最後の小さなお店ベルク」も読んでみたいという気持になったし、一度は訪れてみたいとものだ。

 



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