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気づき 白髪ぼかしを止めて、ありのままの自分を生きる [Awareness]

 トロントで生活するようになってから、生活パターンの幾つかを、自然の流れの中で変えてみたものがあります。それらは何れも健康に影響を与えることであり、今までのところ良い結果が感じられます。

 その中の一つは、2006年4月から日本指圧専門学校に入学と同時に、学校に行く途中の文京区小石川の理容院で、白髪ぼかしを月1回の割で、昨年末迄の約4年間に渡り続けて来た。
日本指圧専門学校の1年の終わり頃、解剖学の特別授業でK歯科大学のA教授が、「髪を染めることにより、髪の繊維細胞にダメージを与える。また、脱色する時も著しいダメージを与える結果、髪が細くなり抜け毛も著しくなる」と話されたことがあった。
3年になった頃、国試勉強などによるストレスも重なり、髪に異変が現れてきた。だんだん髪が細くなり、抜け毛はそれほどあるとは思えなかったけれど、地肌が見えるようになり、風を気にするようになった。奈良に住む5才の孫も「最近、おじいちゃんの髪が少なくなってきたね」と妻に言ったそうである。

 理容院の主人曰く、「白髪染めや白髪ぼかしには微量の鉛が混ざっている」とのことだった。先のA先生の話も含めると、やはり白髪ぼかしは、髪に有害だったのだと思いながらも、昨年末までズルズルと使い続けてきたのだった。

 今年の1月より、トロントで生活するようになったことで、今までのように白髪染ぼかしをする機会がなくなってしまった。トロントだって探せば、白髪ぼかしぐらいあるのだろうけど、そのような気持ちは失せてしまっていた。それでも、自然脱色が気になったので、日本から妻が持参していた植物性の白髪染めを2回ほど使用してみたが、やはり素人がやるのでは見栄えも悪く、何よりも面倒くさいので、それ以降は使わなくなってしまった。

 日本に一時帰国する前の、2月末に自分が働くクリニックの近隣のビル(First Canadians Place)のコンコースにあるTony's Placeという名のイタリア人経営のオーナーに散髪をして貰って以降、何となく髪が増えてきたような感じがしてきた。
_MG_2906_tonys_place.jpg

 3月中旬に帰国した折、妻が「最近、お父さんの髪が黒くなってきたみたい」と言ったので、「そんな事はないよ!それは冗談だろう?」と言ったら、妻は「そんな事で冗談を言うわけないでしょう」と言ったがそう簡単には信じられなかった。
3月下旬にトロントに戻ってからしばらく経ち、鏡に映った自分の頭髪を見た時、妻が言ってた通り黒い髪が増えて、髪のボリュームも以前より増して来たような気がした。これまでイタリア人理髪師に3回お世話になったが、その都度に髪のボリュームが増して来たような気がするので、「もしかしたら何かしらのマジックでも使っているのかも知れない」と思ったりした。

しかし、これは決して偶然でも奇跡でもなく、微量ではあるが鉛が混じった白髪ぼかしを止めてから約3ヶ月が経っており、その毒性が体内から除去または薄れてきたことにより、育毛に良い環境が与えられてきた結果なのかも知れない。
白髪ぼかしで実年齢より少しでも若く見せるための取り繕いは、やはりどこかで綻びがなんらかの形で露出するものである。
 それよりも、人目をあまり気にし過ぎることなく、ありのままの自分でいることが、健康的にも精神的にもいい事だと感じた次第である。

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